吉川君

4.中学生の頃

娘中一の時、卓球部に吉川君(仮名)という男の子がいて、顔青白く誰とも話さずいつもひとりぼっちだった。自分にしか見えない子なのかなぁと思いきや、実在すると知り失礼をした。いつも卓球部の中に居るので、よっぽど卓球に未練が感じられたが誤解だったのだ。部活に熱心に参加してるだけだった。

高校入試の中間倍率が発表されるこの時期、心配でランクを一つ落としたりする受験生が多い。普通落としても一つだろうが去年吉川君はビビってランクを二つも落とした。もちろん合格。入学時のランクは学年2位だった。あと一つで新入生代表挨拶だったことは彼のビビりが尋常一様でなかった事を伺わせる

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