もうすぐクリスマス

 今から1年前の話、

娘「ねえ、おとう?学校で男子に言われたんだけどさぁ、サンタクロースなんていないんだってさ「お前バカじゃないのプレゼントは親が寝てる時においてるだけなんだよ!サンタは親なんだよ!」 て いわれたよ!ほんとなの?ねぇ!」

父「ん?違うよサンタさん、だって、いるも」

娘「父 んじゃさ 私の目を見て言える!人間てウソついたら目でわかるでしょ!あさひちゃんがそう言ってたし、あんな頭のいいあさひちゃんが言うんだから、きっとほんとだと思うし、で、おとうも以前さウソついたらさ、エンマさんに怒られるて言ってたしょ!それをふまえて答えてくれる?サンタさんは親なの?ねぇ?」

父 「サンタはいるにきまってんじゃん!サンタは全部の家なんか回れるわけなくて、忙しくて行けないときは親が変わりにプレゼントを用意するだけで、うちには来るよ、サンタ」

娘 「ほんとにおとうがサンタじゃないの?」

父 「お父さんはあんなバカなカッコしねーよ!」

娘 「あ、そうか!」

この最後の「お父さんはあんなバカなカッコしねーよ!」と言うセリフがなぜだか不思議と娘の心に入ったらしく娘はストンと納得したのだった。

娘「でも、うち、エントツないじゃん!」

父 「お前バカじゃねーの。今のサンタはピンポン鳴らしてくるんだっつーの、バーカ」

娘 「あ、そうかぁ。で。でもさ。でも。ピンポン鳴ったの知らないし」

父 「君が寝てる時だってーの」

娘 「あ、そうか。サンタさん来たら今年は起こしてよ、ね!」

父 「あんまり遅かったら、普通、子供は、おこさねんだよ」

娘 「あ、そか」

娘 「で、クリスマスは欲しいのはエンタマっていってたけど、やっぱDSに変えようかと思ってるさ!父はどう思う?」

父 「思うって、だってもう電話でサンタさんにたのんじゃったよ、だめだよきっと」

娘 「も、一回電話してくれるっちゅーのは?」

父 「ダメだわ、こっちからはサンタさんに連絡とれないし、もうたぶん電話かかってこないし、もしかかってきたとしたらせっかく用意したエンタマ宙に浮いちゃうし、で、機嫌悪くするしサンタさん するってーと来年プレゼントなんかくれるどころじゃなくなるし、ほら、二兎追うものは一兎も得ずなのさ」

娘 「二兎追うものは一兎も得ずてなに?」

父 「そのうち学校でならうよ!」

娘 「ふーん、そっかぁ、んじゃ、エンタマでいいわ!」

実はエンタマは12月に入り、おじいちゃんに頼みおもちゃ屋さんの開店前から行列に並んでもらい1個ゲットしてもらっていたのだった。とにかく よかったよかった、また今年も娘をだませた、よしよし。

年々疑わしい質問がきつくなってくるので たくさん並べて煙にまかなければならない。ざまーみろ。

ほんとはデカタマが欲しかったらしいのだが、でかたまは生産終了らしい。エンタマが11月に出て来年エンタマ用のデカタマが出るらしい。つーことは来年4月の誕生日はそのデカタマを希求されるのか?
でもこのでかたまはもう生産終了なので買えないんだということを説明するの大変だったぁぁああ。

どっちにしても、今年はお父さんのなめらかなウソにまんまとだませれた娘だった。

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 今年の話、今年もクリスマスがやってくる。

いままではサンタさんの存在をなんとかお父さんのまことしやかなウソと、なめらかな理路整然としたしゃべりによって娘をまんまとだませたのだが、小学校四年生をだますのはもう無理が出てきた。

娘「ねえ本当はサンタさんは親なんでしょ!」

父「ま、そういう家もあるかもしれないけど、うちはホントにくるよ!まじで」

娘「ウソでしょ!」

父「お父さんはウソはついたことが無いんだよ!」

娘は全てわかっているような意地悪な表情で

娘「へー、あ、そぅなの」

もーダメかぁ

もーだめせないのか、ちくしょー、もうちょっと、だましたかったなぁ、でも去年の小3まで完全にだますことができたお父さんはよくがんばったといえる。他の家庭を見渡しても どう考えても お父さんの勝ちといえる。えらいと言える。誰も褒めてくれそうもないので自分で自分を褒めるとしよう。毎年この年になると娘をどうやってだますか、お父さんの楽しみの一つだったんだけどなぁ、今年で終わるのか 楽しみが一つへった損した気持ちであります。

で 本日クリスマスのプレゼントを買って来ました。10日くらい前に娘とおもちゃ屋さんに下見に行ってきました。今年はシルバニア「森の美容院」\6279、DSカセット「プチプチオミセッチ2」\4298、計 \10、577也

在庫がなくなるとまずいので今日買ってしまいました。家の物置の二階にブルーシートかけて見つからないように当日になるまで置いとこうと思います。

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