大きな桜の木の下で

2.保育園の頃

きのう日曜日 昼頃、天気が良かったの娘が公園に行こうと言い出しました。お弁当を持って行こうというので、取り急ぎ ありあわせでおかずを作り、自分で食べるおにぎりは娘に自分で握ってもらい、お父さんも自分で食べる分は自分で作り、近所の公園まで歩きました。日差しが強かったためサングラスをかけてるお父さんはいつもと感じが違うのでしょう、お父さんの顔を違和感をもってちらちら横目で歩きながら覗きこんでは盗み見(ぬすみみ)してます。目の動きを悟られることのない黒メガネのお父さんは前を向いているフリをしながら でも本当は横目で娘のそんな様子を意識しながら歩きます。

 大きな桜の木が満開の花を咲かせていました。

大変りっぱな桜の木です。その下で敷物を敷きおにぎりをさっそく食べました。娘が作ったおにぎりはふぞろいと言うよりできそこないのおにぎりです。でも自分で作ったものは不思議とおいしのでしょうか、あっというまに平らげてしまいました。

 敷物の下にちょうどアリの巣があったのか、次から次にアリが進入してきます。

娘は「お父さん!こっち!」とか「お父さん!あっち!」と指をさし、そのたびお父さんがひとさし指でアリをはじくのですが なかなか間に合いません。アリは我々の所まで到達してしまうのです。しかし昔の娘ならアリが一匹でも自分に近づいてきただけでギャーギャーわめいていたのですが、今はまるで司令塔のようにお父さんに指示します。冷静です。そんな娘に 成長の足跡を垣間見るお父さんは、やはり親ばか以外の何者でもないのでしょうか。

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