戦いの準備

2.保育園の頃

昨晩はお父さんに

「お父さん?明日しゅんちゃんとりょうた君と戦いするから、戦いの準備の練習を一緒にしてくれ!」とのことでした。

要するに保育園の男の子達と園で戦いゴッコするから鍛えてくれということでした。

まなざしがいつになく真剣なので、それから一時間くらいの間、映画「ロッキー」の練習風景を思い出しながら、ワンツーパンチのスパーリング、枕をサウンドバッグがわりに回し蹴りの練習、腕立て伏せ、指たてふせ、片手腕立て伏せ、縄跳び、逆立ち、逆立ち腕立て伏せ、腹筋など お父さんが見本ですることを食い入るように眺め自分でもできるなあと思ったことは真剣に取り組んでいました。

特にお父さんが足を押さえてする腹筋では、両手を後頭部に回して歯をくいしばって上半身を起こす動作の娘をみてると

父「園でなんか,あったの?」と思わず聞いてしまいました。

娘「そりゃー内緒!」

父「明日も練習する?」

娘「うん,やる!」

でもしゅんちゃんとりょうた君は女の子をいじめるタイプじゃなく、むしろその逆でいじめられてる子を助けるタイプの男の子達なので娘の行動はとても不可解でした。

不可解といえば,いくら娘が真剣だからと言って,回し蹴りなんか教えているお父さんは普通じゃないのかもという,そんな疑問も,

とにかく交感神経のスイッチが入りっぱなしになってしまった娘の晩秋の夜の一コマでした。

タイトルとURLをコピーしました